もう手遅れ?葉酸を摂っていないとどうなる?

葉酸とはいったい何でしょう?

葉酸は胎児の遺伝子の合成や細胞分裂に不可欠な成分ですが、それだけではなくビタミンB12と協力して血液を作り、悪性貧血、口内炎等を予防し心臓病や脳卒中のリスクを減らす働きをしてくれています。そしてがんの予防にも役立つと言われています。

毎日の食事のバランスに気をつけていれば自然と摂取出来ているはずの葉酸ですが現代においてはアルコールの過剰摂取、極端なダイエット等が原因の葉酸の不足が懸念されています。反対に葉酸の一定期間の大量摂取による過剰症が発生したとの報告もあります。葉酸は多く摂取してしまうと亜鉛やビタミンB等の吸収の邪魔をしてしまいますので注意が必要です。

そして葉酸は体内で蓄えておく事が出来ませんので毎日適切な量を摂取する事が非常に大切になってきます。

成人の場合の葉酸の1日の摂取基準は0.2mから1mgとなっています。妊活または妊娠中は特に葉酸が必要になりますので厚生労働省では妊活または妊娠中は付加的に1日0.4mgの葉酸を摂る事を推奨しています。

アルコールは葉酸の働きを弱めてしまいますので飲酒される方は適量を守りましょう。そして普段から食生活に野菜を取り入れる習慣を身につけましょう。緑黄色野菜にもレバー、卵黄、胚芽、牛乳等に多く含まれています。

葉酸の入ったサプリメント等を使用する場合は必ず原材料を確認して適切な量を服用する様にして下さい。

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